埼玉県三郷市にて、築年数が45年以上経過した住宅の屋根リフォーム工事を行いました。
お施主様からは「瓦屋根から雨漏りが発生している」とのご相談をいただき、現地調査を実施。確認したところ、瓦の経年劣化や下地材の傷みが進行しており、部分補修では再発のリスクが高いと判断しました。そのため、屋根全体の葺き替え工事をご提案いたしました。

■ 施工内容の流れ
1.足場設置・養生
　施工中の安全確保と近隣住宅への配慮のため、足場を設置し、メッシュシートを張って落下物や粉塵が飛散し　ないようにしました。
2.既存瓦の撤去
　長年使用された瓦を丁寧に取り外し、同時に劣化していた瓦桟もすべて撤去。これにより、下地を一新する準備を整えました。
3.新しい下地施工
　強度を確保するため、12mmの構造用合板を新規に張り、屋根全体を補強。さらに、防水性を高めるためにルーフィング（防水シート）を全面に敷設しました。
4.新屋根材の施工：ニチハ 横段ルーフ
　今回採用したのは、金属屋根の中でも特に人気の高い【ニチハ 横段ルーフ】です。

■ ニチハ「横段ルーフ」の特徴と性能
・高耐久性：金属屋根ならではの軽量設計で、耐震性にも優れています。地震時に瓦のような落下リスクを軽減。
・防水性の向上：雨仕舞に配慮した設計で、雨漏りを防ぎ、長期的に安心。
・美しいデザイン：段葺きのシャープなラインが建物をスタイリッシュに演出。和風・洋風どちらの住宅にもマッチします。
・メンテナンス性：塗装の持ちが良く、錆に強い加工が施されているため、長期間メンテナンスコストを抑えられます。
・断熱・遮音性：専用の断熱材との組み合わせで、夏の暑さや雨音の軽減効果も期待できます。

■ 付帯工事
・破風板交換・塗装
腐食により穴が開いていた破風板を新しい部材に交換し、塗装仕上げを行いました。外観の美観と耐久性を向上。
・雨樋交換
経年劣化で変形していた軒樋を新品に交換し、雨水の排水性能を回復させました。これにより、外壁や基礎周りへの雨水被害を防ぎます。

■ 施工後とお施主様の声
施工完了後、お施主様からは、
「雨漏りの不安がなくなり安心できた」
「屋根が軽くなり地震対策としても心強い」
「外観も現代的で見映えが良くなった」

と大変ご満足いただけました。

■ まとめ
今回の埼玉県三郷市での施工は、瓦屋根から金属屋根「ニチハ 横段ルーフ」への葺き替え工事。
耐久性・デザイン性・防水性に優れた屋根材を採用することで、雨漏りの再発を防ぎつつ、建物全体の安全性と美観を大幅に向上させることができました。

築年数が経過した住宅の屋根リフォームでは、部分補修ではなく全体の葺き替えが最適なケースも多くあります。屋根の不具合や雨漏りにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。